「ママ、これやってみたい!」「なんで空は青いの?」
子どもからこんな言葉を聞くと、成長を感じて嬉しくなりますよね。
子どもの「やってみたい」や「なんで?」は、すべて学びの入り口。
この好奇心を大切に育てていくと、自分から学び・行動する“伸びる子”に育っていきます。
とはいえ、忙しい毎日の中で一つひとつ丁寧に応えるのは大変なこと。
そこで今回は、無理なく子どもの好奇心を伸ばせる暮らしの工夫を紹介します。
1. 「なんで?」を否定せず、まずは一緒に考える
「どうして?」「なんで?」攻撃、毎日大変ですよね。でも、好奇心の芽をつぶさないためには、まず受け止めることが大切。
全部答えられなくても大丈夫。
「どうしてだろうね?ママもわからないな。一緒に調べてみる?」 そんな返しで十分。子どもは「一緒に考えてくれる」ことが嬉しいのです。
スマホや図鑑、絵本などを使って一緒に調べる時間が、知的好奇心を育てる習慣に変わっていきます。
2. 「できる環境」をつくって自由にやらせてみる
「やってみたい!」と言ったときにすぐ挑戦できる環境があると、好奇心はどんどん広がります。
たとえば:
- 子ども専用の調理スペースで、包丁やままごとキットを使わせる
- ベランダや庭で、土いじりや水遊びができるスペースを用意する
- 画用紙やクレヨンなどをいつでも手に取れる場所に置く
失敗してもいいからやってみる。それが「できた!」「面白い!」につながり、自信と興味を広げていきます。
3. 興味の芽を見つけたら、少し広げてあげる
子どもがハマっていることに少し“スパイス”を加えるのも◎。
例:
- 昆虫にハマっている → 虫の図鑑や虫取りイベントへ
- ぬり絵に夢中 → 色の混ぜ方や立体ぬり絵を見せる
- 電車が好き → 路線図や駅のしくみ、運転シミュレーターを紹介
「もっと知りたい!」という気持ちをちょっとだけ後押ししてあげるだけで、学びはどんどん深まっていきます。
4. 好奇心は「親のリアクション」で変わる
「すごいね!」「面白い発想だね!」「よく気づいたね」
子どものひとことや発見に対して、肯定的なリアクションを返すことも大事です。
親が興味を持ってくれると、子どもも「話していいんだ」「もっとやってみよう」と思えるようになります。
忙しいときは「後で聞かせてね」と一言添えるだけでもOK。
小さなリアクションが、子どもの好奇心の炎を燃やし続けてくれます。
おわりに|“なんで?”は未来へのチケット
子どもの好奇心は、未来の可能性そのもの。
興味を持ったものに熱中できる力は、学びにも生き方にもつながっていきます。
忙しい中でも、ほんの少し視点を変えるだけで、子どもの「やってみたい!」を応援できます。
ぜひ今日から、暮らしの中に“好奇心を育てるヒント”を取り入れてみてくださいね。